トヨタ診断ソフト Ver.6.31 |
1.概要 |
|
トヨタ車の診断用コネクタは、トヨタ専用コネクタ2種類(ダイアグコネクタとTDCL)と共通コネクタ(OBD-U規制により統一された診断コネクタ)の3種類あります。 トヨタ専用コネクタ装着車は、車両側のOBD機能がエンジンはデータ表示できますが、エンジン以外のシステムは自己診断コード(故障コード)表示以外の機能がありません。 また、自己診断コードの消去機能もないため、整備マニュアルに記載されている消去手順に従い消去します。 |
|
2.対応システム | |
1.ダイアグコネクタ装着車 |
ENG(ディーゼル車除く) |
2.TDCLコネクタ装着車 |
ENG,A/T,ABS,SRS,AC(ディーゼル車除く) |
3.共通コネクタ装着車 |
車両に搭載されている全35システム |
4.CAN通信対応車 |
ENG,AT,ABS,SRS |
3.対応年式 | |
1989年から2007年まで対応しています。 専用コネクタ(トヨタ専用OBD機能)から共通コネクタ(OBD-U規制)への対応は、車種によって異なります。よって対応には、車種によりばらつきが生じます。 また、エンジン以外のシステムでは対応年式が異なる事が有ります。 |
|
4.診断ソフトの特徴と注意点 | |
診断が可能なシステムの診断機能については、トヨタ専用診断機に準拠しています。 |
|
1.自己診断 |
|
対応システムに準じ、自己診断コード表示と消去が行えます。 |
|
2.データ表示 |
|
ENG,A/T・CVT,ABS,SRS(一部車両)が対応しています。 |
|
3.アクティブテスト |
|
ENG,A/T・CVT,ABSに対応しています。 |
|
4.作業サポート機能 |
|
1.ABSエア抜き(ECBとハイドロブースター)に対応しています。 |
|
2.A/T・CVT,ABSの初期化作業が行えます。 |